ハクキン懐炉の広告

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製造の矢満登商会とは大正12年に創業したハクキン懐炉を販売する会社である。今のハクキンカイロ(株)である。ベンゼンを燃料にして保温するもので、寒冷地の戦場で好評であったようである。 そのため、太平洋戦争期には、「軍隊御用」と書かれた特需品が生産され、防寒用として慰問袋の必需品となる。 また、陸海軍の注文により兵器凍結防止用、医薬品の氷結防止用などの軍用品も生産していた。

軍人になるにも健康第一、そして健康のための保温はハクキン懐炉をという直接的なコピーである。 イラストは、 鉄カブトと鍬にハクキン懐炉が添えられているものだが、鍬はなんの意味なのだろうか。

内容
「ハクキン懐炉
戦(いくさ)の庭(にわ)に 立つも立たぬも健康本位に二つない唯一の保温(ハクキン)
保温一昼夜 費用一日□ 一円・一円半 大阪 □ 矢満登商会」
掲載:昭和12年10月 
四百余州とは中国全土を表す、くしゃみとは風や肺炎などの病を表す、よって、病に罹ると この戦争を台無しにしてしまう。ハクキン懐炉で病を吹飛ばす、罹らないようにしよう。という意味であろう。 イラストは爆弾と懐炉で病を吹飛ばすイメージを表している。

内容
「ハクキン懐炉
嚏(くさめ)一発 四百余州を吹飛ばす…… 保温(ハクキン)一個が冬の病魔を吹飛ばす……
保温一昼夜 費用一日□ 一円・一円半 大阪 □ 矢満登商会」
掲載:昭和12年12月 
中国、満州の酷寒の地への出征には、ハクキン懐炉が一番という広告。慰問品としての購買意欲をあおる広告である。

内容
「ハクキン懐炉
酷寒への戦備にこれぞ千人力
保温一昼夜 費用一日□ 一円・一円半 大阪 □ 矢満登商会」
掲載:昭和12年12月 
金と白金(カイロ)を対比して効能をアピールした広告。イラストも金の指輪とハクキン懐炉を並べ印象を強めている。

内容
「ハクキン懐炉
国力建設に金総動員 体力建設に白金総動員
保温一昼夜 費用一日□ 一円・一円半 大阪 □ 矢満登商会
ハクキン眼炉 眼病は温めて治すのが一番早い 十一大学眼科推奨の新治療器
定価金一円 全国薬店ニ有 説明書進呈」
掲載:昭和13年10月 


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