明治製菓の広告

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明治ミルクキャラメルの広告
兵隊さんが行軍しているイラストにキャラメルパッケージを添えている。コピーからキャラメルの力=兵隊の力の基のような表現である。とぼけた犬が後をつけているという軍国調だがほのぼのとした雰囲気に仕上がっている。
この後、明治製菓の広告には同作家のイラストが使われている。


内容
「明治ミルクキャラメル
キャラメル元気だ 鉄砲かついで オ 一 二  オ 一 二
姉妹品 チョコレートキャラメル
東京・京橋 明治製菓株式会社
掲載:昭和8年10月 
明治メリーミルクの広告
兵士から誰何を受けたが、メリーミルクなのでOKが出たというイラスト。 メリーミルクは、大正10年に発売されたものであるが、現在でも、明治乳業から販売されている全脂加糖練乳(コンデンスミルク)である。 当時は母乳の代用品として用いられたようだが、現在では、イチゴにかけたり、お菓子の材料等に使われている。 また、缶のデザインも中央の女の子は現代風に変化しているが基本のデザインは変わっておらず息の長い商品である。


内容
「明治メリーミルク
母乳代用内外第一品 商工省 理化学研究所 鈴木農学博士推奨
「止まれッ誰かッ メリーミルクか よろしい〜」
東京・京橋 明治製菓株式会社」
掲載:昭和9年3月 
明治メリーミルクの広告
水兵が艦首で手旗信号を送っている。柔らかいタッチで戦争を感じさせないイラストである。メリーミルクで育って立派な海軍軍人になったということを表しているのでだろうか。コピーによれば、当時は、赤ちゃんのミルクや子供たち、妊婦さんの栄養材としても利用されたようだ。


内容
「母乳代用内外第一品 明治メリーミルク
乳児の哺育に 児童の保健に 妊産婦の栄養に
商工省 理化学研究所 鈴木農学博士推奨
東京 明治製菓株式会社 京橋」
掲載:昭和9年6月 
パトローゲンの広告
パトローゲンの缶とともに何故か陸軍兵士がいる。行軍の途中であろうか、小銃の先にはトンボがとまっており、のどかな佇まいであるが、やはりご時世なのであろう。よおく見るとメリーミルクと作者が同じである。
パトローゲンとは、ビタミンB(オリザニン)を発見した鈴木梅太郎博士が、大正11年頃に開発した育児用粉乳(粉ミルク)である。昭和7年頃、明治製菓が販売権を受けて発売されるようになった。(*現在は販売されていない)


内容
「母乳代用 栄養素配合粉乳 パトローゲン
「明治の乳製品には親心が溶け込んでいる」 鈴木梅太郎博士・完成 稲垣乙丙博士・創製
□□東京帝国大学農学部□□ 財団法人 糧食研究会 製造 明治製菓株式会社
コナミルク専用 明治(広口)哺乳器 定価二十五銭
東京・京橋 明治製菓株式会社」
掲載:昭和9年11月 
献納広告
日米開戦の翌年、昭和17年元旦に掲載された献納広告である。年頭にあたり、今後の戦いに向けた戒めの言葉でつづられている。明治製菓は昭和15年8月1日付け朝日新聞に、献納広告の第一号を掲載している。


内容
「一億のどよめく勝鬨にあけた―― 皇紀二千六百二年元旦。
大東亜建設への、ほんとうにすばらしい序曲だ。
だが、この戦果に酔ってはいけない戦争はまだ序の口だ。
まづ心から皇軍へ感謝の熱誠を捧げよう。
この感謝を、銃後一億の締め直す兜の緒にこめて、決戦生活を最後まで戦い抜こう。
大政翼賛会 明治製菓・献納広告」
掲載:昭和17年1月 


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