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千福の広告
千福とは横須賀に次ぐ軍港都市「呉」の海軍御用達の銘酒である。 安政3年創業の三宅本店の代表銘柄で、大正9年にはその品質から全海軍基地へ納入されたという。横浜支店は昭和6年に開設されている。
一人の兵士が、砲弾に見たてた一升瓶をかかえて進もうとしている様子を結構写実的に描いており、また「不景気完全に撃滅」というこのキャッチ、今でも十分通用しそうである。

内容
「日本酒戦線の巨弾 銘酒 千福
不景気完全に撃滅!! 一升壜詰景品付き特売中
三宅横浜支店 電●三九五二番」
掲載:昭和7年1月 
月桂冠の広告
「祝盃に月桂冠」というキャッチに合わせて、兵士たちが戦場で祝盃を挙げているイラストを描いて、品質や美味しさをアピールしている。実際に戦地でも飲まれていたのであろうか。
なお、明治屋の名が出ているのは、同社が月桂冠の一手販売契約を結んでいたためである。

内容
「絶対に防腐剤を含まず 特製 月桂冠 壜詰
祝盃に月桂冠
宮内省御用達 株式会社明治屋販売 大倉恒吉商店吟醸」
掲載:昭和7年3月 
三ツ矢サイダー 金線サイダーの広告
当時サイダーは健康飲料として飲まれていたようです。お母さんに向けた直接的なコーピーです。 八の字のレールを走る玩具の機関車が運んでいるのは戦車と軍用機であり、当時の男の子の人気なのでしょう。
日本麦酒鑛泉株式会社とは、大正10年に加富登麦酒(カブトビール)と帝国鉱泉(三ツ矢シャンペンサイダー)と日本製壜(製ビン会社)が合併した会社で、大正14年に金線飲料(金線サイダー)も合併。ユニオンビールのほか、広告の三ツ矢サイダーと金線サイダーを製造販売していた。


内容
「三ツ矢 金線 サイダー
若き母性よ!! あなたの愛児の 健康のために サイダーは 三ツ矢か金線 にお定め下さい
品質最も優秀 生産高本邦第一
ユニオンビール製造元 宮内省御用達 日本麦酒鑛泉株式会社」
掲載:昭和7年5月 
エビスビール サッポロビールの広告
城壁の上で占領を祝って万歳をしている兵士の左手にはビールが。着用している厚い外套から満州の戦場をイメージしているようである。


内容
「エビスビール サッポロビール
軍国の春を讃えていざ乾杯!
宮内省御用達 大日本麦酒株式會社」
掲載:昭和8年4月 
キリンビールの広告
キリンビールの元旦広告。「最古、最新、最上」の形容詞を付けてシンプルだがキリンビールの良さをアピールしている。 イラストは何故だかラクダがビールを運搬しているが、日の丸を添えて皇軍を表しているのであろうか。

内容
「キリンビール 皇軍万歳 
最古の歴史 最新の設備 最上の品質
 麒麟麦酒株式会社」
掲載:昭和13年1月 
富久娘の広告
灘の銘酒であるが、この時代から缶入りがあるとは驚きである。まさに、慰問品に最適である。イラストも戦場での乾杯のひと時を描いている。


内容
「皇軍慰問に 第一線まで  新発売 銘酒 富久娘の缶詰
運搬に、携行に、至便 正二号入 定価五十六銭
横浜市中区花咲町一丁目 銘酒富久娘醸造発売元 花木横浜支店 電話長者町(6)四〇六六番」
掲載:昭和13年5月 
蜂ブドー酒の広告
牛久のシャトー神谷で作られていた蜂蜜入りの甘いワイン。壽屋の赤玉ポートワインと人気を分け合っていたようだ。 「美味動員 健康占領」というサブコピーはまさに時世を利用したもの。


内容
「疲れた時 眠れぬ時に 蜂ブドー酒  美味動員 健康占領」
掲載:昭和15年12月 


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