勝軍地蔵尊(深川不動堂)

軍事遺物

勝軍地蔵尊(しょうぐん)とは、地蔵菩薩のひとつで、武器を持ち、甲冑を纏った勇ましい姿である。戦勝祈願の地蔵として鎌倉時代以降武家に崇拝された。昭和14年地金商の工藤氏が出征兵士の武運長久を祈願するため境内に建立したもの。 詳細については、付属の説明板を転載。
所在:深川不動堂(江東区)

(説明板)
「工藤保治翁ハ年齢十五歳ニシテ始メテ成田山不動明王ヲ信仰シ終始其ノ加護霊験を得テ光明安心ノ生活ヲ営ミツツアリ、時恰モ長期聖戦ニ際會シ特信深キ當堂境内ニ國威宣揚皇軍戰捷出征兵士武運長久ヲ祈願スル爲メ勝軍地蔵尊像ヲ建立シ詣信スル者ヲシテ皆悉ク厄ヲ除キ運ヲ開キ永ク福禄ヲ享ケシメント璽云
 昭和十四年五月 成田山深川不動堂主任 権中僧正 野口照清
  建立者 東京市本所區東両國二丁目十六番地 銅真鍮 アルミニューム 地金商 工藤保治」

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