故陸軍歩兵曹長鈴木貞三郎碑(久保山墓地)

軍事遺物
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日露戦争に従軍し、明治37年9月19日清國盛京省児子溝西北方高地にて戦死された鈴木貞三郎さんの慰霊碑。
陸軍軍人(たぶん本人を表しているのだろう)の石像が中心に建つ。右手に手袋、左手にサーベルを携えて直立している姿である。脇に三角形の小碑があり碑文が刻まれている。
建立年は記されていないが、明治38年〜40年頃に遺族らによって建立されたものと推測される。
所在:久保山墓地(横浜市西区)

(刻字)
碑正面:
「故陸軍歩兵曹長鈴木貞三郎碑
明治参拾一年拾二月入營第一師團第一聯隊同参拾四年五月 為上等兵同年同月賜平素品行方正勤務勉勵褒賞之休暇同年拾二月 任伍長同参拾五年拾二月任軍曹同参拾六年五月志願臺灣守備兵同年六月被命臺灣守備歩兵第一大隊附同参拾 七年六月志願征露之従軍同月出発東京赴戦地爾来轉戦各所勲績現著同年九月拾九日於清國盛京省児子溝西北方地為敵彈戦死矣
施主 長者五六會 横濱軍友會 鈴木みつ 荒木安太郎 平野由太郎 福井伊三郎
  宮城丑之助刻」