慰霊塔(本覚寺)

軍事遺物
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昭和12年10月27日、東神奈川駅付近で、軍隊輸送列車の歓送の人波に押し出された国防婦人会の女性らが急行列車に轢かれ 28名が死亡する大事故が起こった。
この事件を後世に伝えるとともに、冥福を祈るために、事件から2年後の昭和14年10月27日に建立された。
碑高78p、幅62p、厚さ26.5p、台石高60p、台座90p。
所在:本覚寺(横浜市神奈川区)

(刻字)
碑正面:
「慰霊塔 陸軍大将男爵荒木貞夫謹書(花押)」
碑裏面:
「遭難者 (28名氏名)」
台石裏面:
「發起人 (氏名)」
台座碑板:
「昭和十二年十月二十七日午 後五時二十七分 支那事變出動郷土軍隊輸送 列車通過ニ際シ激勵歡送中 島通鐡道沿線ニ於テ黄昏 迫リ感激高調ニ達セル折柄 不幸急行電車ニ觸レ奇禍ニ 逝ケル二十八氏ノ銃後後援 ノ熱誠ヲ後ニ傳ヘ併テ其冥 福ヲ祈ラン爲
 昭和十四年十月廿七日  有志者建之」