櫻庭タニ子殉職之碑(走水)

軍事遺物
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国防婦人会澁谷上原分会員であった櫻庭タミ子さんは、分会創立のために奔走中、昭和9年11月小田急線の踏切で殉職された。このことを後世に伝えるために、郷里の走水に碑を建てて顕彰された。
碑には、故人を偲んだ歌と建立の由来が刻まれている。題字とうたは国防婦人会会長であった武藤元帥婦人の能婦子氏である。

碑高218cm、幅154cm、厚さ20cm、台石50cm
所在:走水神社(横須賀市)

(刻字)
碑正面:
「櫻庭タニ子殉職之碑
 国のため命をすてしますらおに などおとるべき きみがまことは 武藤能婦子
 君資性敦厚至忠夙ニ國防婦人會員トシテ赤誠不渝遇々代々木上原分會發會式ニ當  リ斡旋身ヲ忘レ竒禍ニ遭テ遂ニ殪ル茲ニ弟橘媛ノ由縁ヲ偲ビ郷里ノ此ノ走水ニ碑ヲ建  テ其ノ芳跡ヲ後毘ニ傳ヘント爾云
 昭和十年四月 大日本國防婦人會」