忠魂碑(綾瀬市戦没者慰霊堂)

軍事遺物

綾瀬町における支那事変から太平洋戦争にかけての戦没者242柱を祀った忠魂碑。慰霊堂に建つ3基の慰霊碑の中央に聳える碑。綾瀬町が昭和32年5月3日に建立。
全高5mを超える巨大な石碑で、表に戦没者242柱の姓名が刻まれている。内訳は昭和12年:1名、昭和13年:1名、昭和14年:7名、昭和15年:6名、昭和16年:3名、昭和17年:13名、昭和18年:17名、昭和19年:80名、昭和20年:102名、昭和21年:9名、昭和22年:2名、昭和23年:1名。
因みに、綾瀬町は、綾瀬村(明治22年4月1日に小園村・早川村・吉岡村・寺尾村・深谷村・蓼川村・本蓼川村・上土棚村の8村が合併して誕生)が昭和20年4月1日に町制施行したもの。 昭和53年11月1日に市制施行したが、鉄道駅の無い市である。
碑高450p、幅163p、厚さ30p、台石高85p
所在:綾瀬市戦没者慰霊堂(綾瀬市)

(刻字)
碑正面:
「忠魂碑   靖国神社宮司 筑波藤麿
昭和十二年 若菜繁雄
昭和十三年 比留川正一
昭和十四年 武藤正三 峰尾正三 武藤文雄 河野喜代藏 増田二郎 比留川金治 齋藤忠治
昭和十五年 大河 實 栗原 公 新倉政夫 古郡 進 鈴木太郎 笠間啓治
昭和十六年 近藤六郎 比留川正司 石井勇治
昭和十七年 鈴木喜久雄 比留川清一 高島 良 加藤政雄 齋藤 肇 松本友作 加藤元治 大塚嘉雄 山口勝一 小菅 忠 比留川 勝 鈴木一雄 齋藤慶家
昭和十八年 峰尾 茂 山本久藏 木藤ニ三九 剱持晴雄 比留川忠雄 平岩寅雄 高島忠夫 小澤俊介 大久保良之 山本弥一郎 澁谷竹藏 武藤勝雄 澁谷一孝 橘川一男 峯山孝一 比留川信夫 多田宗一
昭和十九年 橘川信雄 曾根綾雄 木藤志郎 新倉謙一 新倉正夫 笠間猶正 福島 進 内藤 ? 渡井輝雄 比留川 智 新倉安夫 伊澤元太郎 見上道一 山口 節 齋藤庄治 大塚 護 尾形 茂 加藤 智 新倉 茂 綱島正作 中林久人 内田孝哉 比留川 昇 新倉光男 佐藤元治 古郡信雄 比留川文夫 横山三郎 古矢秀雄 橘川 静 鈴木正雄 峰尾武雄 與安雪次郎 中林倉太郎 新倉政巳 岡本愛吉 柳川良助 金子慶寿 新倉 盟 橘川雅義 武藤一三 橘川定吉 松村一郎 加藤 力 見上 恒 廣田治雄 山口一良 笠間 進 大久保義夫 森山定吉 田口光正 加藤春松 石井勘治 田戸實三 伊東 進 近藤 賢 中村忠治 加藤定雄 笠間 勇 上野松太郎 伊東?治 大久保俊夫 松本瀧藏 加藤 昇 宇留志廣史 永井 勇 矢部 ? 重森弥吉 近藤治平 笠間太吉 古郡元治 小林淺吉 新倉正夫 青田繁雄 佐藤 弘 加藤治良 古郡 了 森山隆治 細谷 博 池亀亮三
昭和二十年 笠間正雄 花井 茂 大久保松五郎 古郡秀吉 剱持八重吉 鈴木永長 松本良雄 新倉正年 佐藤高蔵 細谷 進 近藤喜代治 大久保武雄 伊藤三津夫 小菅久士 高橋光雄 森山勝利 駒井利治 峰尾修一郎 橘川友吉 山田好一 栗原 勇 加藤近之助 志澤徳藏 新倉二郎 森山榮造 細谷 寛 秋山敬一 増田 寛 古矢敏夫 渡井英雄 高島重次 森町寅年 森山保教 大久保義秋 青柳源藏 古郡 明 鈴木駒吉 高嶋照光 古塩 功 鈴木政行 杉並吉藏 和田勝一 森町吾一 比留川春二 杉本松太郎 志澤寿明 加藤 巧 植田林三郎 和田義雄 青木 徳 新倉賢雄 比留川善信 新倉光義 比留川金夫 新倉賢治 市川正三郎 清水幸吉 高橋一吉 山口 保 古郡 一 細谷 直 岡本 旭 新倉隆夫 鈴木六喜 澁谷 薫 内藤正雄 内田 昇 鈴木信 多田俊夫 武藤日吉 篠崎一信 森山 貢 木藤 寛 内田 勇 植木忠藏 杉並時一 金子 寛 橋本恭治 新倉八郎 新倉文治 森山千代松 橘川安義 山口萬藏 大久保昌義 笠間四郎 青木寛宰 小岸英雄 田中孝治 大塚久雄 笠間貞良 武藤安治 橋本一布 栗原 實 大貫仁平 柴田忠明 橘川正久 日比野 洪 清水正夫 平岩 博 比留川朝司 石井喜三郎 橋本定雄
昭和二十一年 栗原 弥一 矢部 伸 渡邊營藏 田中惠三郎 比留川 貢 川口寛夫 佐須田義光 高嶋照美 澁谷直賢
昭和二十二年 金子 勇 増田 章
昭和二十三年 吉野 稔」
碑裏面:
「支那事変並びに太平洋戦爭に応召し戦歿せられたる殉國の士二百四十余名の赤誠を偲びその霊を祀るため全町挙げて醵金と労力の奉仕によりこゝに碑を建て名を刻みもって忠魂を弔う
昭和三十二年五月三日  綾瀬町長 武藤政雄」
「中郡伊勢原町日向 石工 秋山松治刻」