征清記念之碑(武田神社)

軍事遺物

日清戦争の記念碑で、六角形の塔のような石積台座の上に、細長い青銅製鉾型の記念碑が立てられている。
明治29年2月、山梨奉公義会が建立。かなり立派な碑であるが、今は林の中に埋もれて人目に付かずひっそりと佇んでいる。
記念碑部分には「征清記念之碑」「陸軍大将大勲位功二級彰仁親王篆」「明治廿九年二月山梨奉公義會建之」と刻されている。
碑文によると日清役には、山梨県からは2千人余りが出征し、100有余名の死者が出たことで、従軍戦没者を慰霊、顕彰するために碑を建立した旨が記されている。
なお、脇には明治29年に同会が建立した日清役従軍死者忠魂碑があり、戦病没者143柱の氏名が刻まれている。
所在:武田神社(甲府市)