供養碑(長勝寺)

軍事遺物
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境内左手の高台に鐘楼があるが、その鐘楼の背部に黒御影石の供養碑が3基ある。 右手の碑は、昭和54年7月に株式会社小幡亜鉛鍍金工場の物故社員の供養のために建立したもので、鐘楼自体もその際建立されたもののようだ。その後、平成元年11月23日に東方商館株式会社ほか3社の物故者の碑が建立され、平成3年5月に、戦死戦災病死者の供養碑が中央部に建立された。いずれの碑も碑正面には「供養碑」の題字とその下に物故者、戦死戦災戦病没者、計154柱の氏名が刻まれている。
中央碑高92cm、幅106cm、厚さ10cm、台石14.5cm
脇碑高92cm、幅62cm、厚さ10cm、台石14.5cm(左右とも同形状)
所在:長勝寺(鎌倉市)

(刻字)
中央碑正面:「供養碑 戦死戦災病死者之霊位(75柱氏名)」
裏面:「爲戦死戦災病死者之霊 平成三年五月吉祥日 建立主 日本ドラム罐株式会社 創始者 本野吉彦 合掌」
右碑正面:「供養碑(45柱氏名)」
裏面:「株式会社小幡亜鉛鍍金工場大正十三年七月一日 當社創立以来之在籍物故者各霊 冀是聖地鎮魂永久聴妙鐘音海潮音冥謹永代追善菩提之爲資者也 昭和五十四年七月吉日 本邦最初ドラム缶製造オートメ化 株式会社日本ドラム缶製作所 株式会社小幡亜鉛鍍金工場  創立者本野吉彦 合掌」
左碑正面:「供養碑(34柱氏名)」
裏面:「東方商館株式会社 日東亜鉛鍍金株式会社 日本ドラム罐整備株式会社 伸光金属工業株式会社 平成元年十一月二十三日建立 代表者 本野克彦」
なお、この寺には往年の人気俳優赤木圭一郎の胸像が、鐘楼の後ろの階段の途中に建てられている。また、階段を上った材木座霊園には記念碑もある。なお、墓地は富士宮の大石寺にあるらしい。