烏帽子巌之跡(夏島)

軍事遺物
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烏帽子岩(烏帽子島とも)とは夏島の対岸に聳えていた岩で、標高約15m、周囲約200mの烏帽子の形状の大岩礁であった。 しかし、大正7年、横須賀航空隊の飛行場造成工事のために最初に崩され消滅してしまった。
その後、烏帽子岩の存在を惜しむ人たちによって、昭和2年5月に烏帽子岩のあった場所(航空隊の突端付近)に御影石製の石碑が建立された。(下のモノクロ写真)
戦後の昭和57年、同地が日産自動車による埋立工事の対象となり、保存するために移転したのが現在地である。 横須賀航空隊の草創にかかわる戦争遺跡である。
碑高:97p(内尖頭部分4p)、幅36.5p、奥行18p、台石高30p、台石幅150p。
所在:夏島(横須賀市)

(刻字)
碑正面:「烏帽子巌之跡」
碑左面:「昭和二年五月 合資会社馬淵組建之」

昭和2年に建立された時の写真