深山重砲兵連隊跡(休暇村紀州加太)

軍事遺物

由良要塞の砲兵部隊であり、昭和8年から昭和13年まで存在した。 前身は明治27年、由良に創設された要塞砲兵第二連隊であり、紆余曲折を経て深山地区に転営したものである。場所は、深山砲台脇の谷地であり、阿振川に沿った平地に施設が設けられていた。上流には深山火薬本庫があった。 跡地碑は昭和45年5月に建立されたもので、現在のテニス場の駐車場奥である。 揮毫の垣内八洲夫は阿城重砲兵連隊大隊長であり、昭和13年に深山重砲兵連隊と横須賀重砲兵連隊第三大隊が移駐して開設されたのが阿城重砲兵連隊である。
碑高285cm、幅118cm、厚さ20p、台石40p、台座(2段)90p
所在:休暇村紀州加太(和歌山市)
(刻字)
碑正面:「深山重砲兵連隊跡  従五位勲三等 垣内八洲夫書」
裏面:「昭和四十年五月  深山重砲兵連隊遺跡保存会」