平和祈念展示資料館(新宿区)

軍事遺物

太平洋戦争における@兵士、A戦後強制抑留者、B海外からの引揚者という3点に特化して、それぞれに関わる労苦に関する資料を展示するとともに、これら労苦を後世に語り継ぐ事を目的とした施設で、平成12年11月30日、新宿住友ビル内に開館した。総務省委託という形をとっている国の施設である。 展示は、この3種類のコーナー展示となっており、実物資料やジオラマによって労苦を実感できるような内容になっている。
・開館日時:月・年末年始を除く毎日。午前9時30分から午後5時30分。
・観覧料:大人400円
・所在:新宿住友ビル33階(東京都新宿区西新宿2-6-1)
・アクセス:都営大江戸線「都庁前」駅より徒歩 約3分
施設HP

入館するとすぐ、プロローグとして@兵士、A戦後強制抑留者、B海外からの引揚者という3つのテーマについての概要紹介のインパクトのあるパネルが出迎える。

海外からの引揚コーナーのジオラマ展示「引揚船の船底で」
昭和21年7月満州から博多港へ向かう引上船白竜丸の船底の様子を再現したもの。御飯、沢庵、味噌汁が振舞われたという。

戦後強制抑留者コーナーのジオラマ展示「食事の分配」
収容所で、抑留者がパンの切り分けを真剣に見守る様子を再現したもの。わずかな黒パンを公平に分けるため、重さを量ったり、くじ引きをしたりした。

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