伏龍
簡易潜水具(今で言うアクアラング)を身につけ、水中に待機し、水上を通過する敵上陸用舟艇めがけ棒機雷(竹竿の先端に機雷を付けたもの:五式撃雷)を突き上げ爆破(自爆)するという特攻兵器。 大戦末期、昭和20年に入ってから開発され、訓練及び実戦配備中に敗戦となった。横須賀鎮守府では第71突撃隊(第71嵐部隊)が久里浜対潜学校に訓練編成された。(呉鎮守府には第81突撃隊、佐世保鎮守府では川棚突撃隊の中に伏龍隊が編成された。)
訓練は久里浜海岸及野比海岸で行われ、訓練中に相当数の死者が出たと言われている。 敵の相模湾上陸の想定のもとに江の島から小田原にかけて配備が検討されていたが、実際に、稲村が崎に待機陣地が構築されていた。


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