城ヶ島野砲陣地

<沿革>三浦市三崎町城ヶ島
・城ヶ島砲塔砲台の西側(灯台側)に構築された臨時野砲陣地。
・七センチ速射加農砲4門が設置され、昭和18年には砲床の半永久的工事実施。
・昭和19年に2門を日立派遣隊に移設し、2門が残存。

<構造・現状>
現在、その位置は判明しないが、島中央部付近に陣地関連と推測される建物が2棟残っているほか、 灯台よりには機関銃などが設置されていた思われる掩体や、通路として使われた塹壕などが残っている。

長さ約14m、幅約5mの大きな施設で正面には2箇所入口があり、 少なくとも内部には2部屋あることが分る。
玄関部分には立派な庇が付いており、屋上もある。 司令部的な役割を持った建物ではないかと推測される。

右側面

窓の鋼製扉が落ちて残っていた

窓の両脇にあおり止め金具が残っている。

脇には倉庫思われる施設が建っている。
4m四方の正方形である。

正面出入り口。換気口が上下に複数
設けられている。

側面。窓が2枚づつ設けられている。

機関銃と推測される掩体。
深さ2mほどの円形である。

藪に中には縦横に塹壕が走っている。

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