翼賛選挙の広告
翼賛選挙とは、昭和17年4月30日に行われた第 21回衆議院議員選挙のことで、東条内閣下で国会をコントロールするために候補者推薦制で行われ、戦時体制を総動員した結果、投票率は 約83%という驚異的な数字であった。選挙後は、当選議員によって翼賛政治会が結成され、東条内閣の専制政治となった。候補者推薦にあたり、横須賀でも軍部(銃後奉公会)が積極的に関与していた。
内容
「皇軍慰問
横須賀出身将兵各位
戦捷を寿ぐ桜花は皇軍の電撃作戦にも似て例年より早く咲き、きょうこの頃微風にさへもチラホラ花吹雪を見せて居ります私共銃後では三十日に施行の国会議員選挙に当り□良の代表を送るべく努力いたして居ります。
昭和十七年四月八日 横須賀銃後奉公会」
掲載:昭和17年4月