「広島の被爆樹木二世:アオギリ
1945年8月6日午前8時15分、1発の原子爆弾により広島の街は廃墟と化し、その年の暮れまでに14万人もの市民が亡くなりました。
被爆樹木は、被爆の惨禍に遭いながらも、焼け焦げた幹から再び芽吹き、市民に生きる勇気と希望を与えるとともに、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を訴え掛けています。
貴自治体にお贈りしたこのアオギリの二世が大切に育てられ、多くの人々に愛されることにより、貴自治体の平和のシンボルとなることを心から願っています。
平和首長会議
このアオギリは、生き残った親木の種から発芽したものです。親木は爆心地から1,300メートルの距離にある旧広島逓信局(広島市中区東白島町)の中庭で被爆しました。爆心地側の幹半分が原爆の熱線と爆風によりえぐられましたが、焦土の中で青々と芽を吹き返し、市民に生きる勇気と希望を与えました。1973年に平和記念公園に移植され、今も成長を続けています。」