荒崎防空砲台の敷地に設置された用地碑である。
砲台が設置されていた小山周囲の岩礁上に@〜Cの4基が、汀部にDの1基を確認した。@〜Cはいずれも海軍用地の文字面が海を向いている。また、Dは裏面に「63」の数字が刻まれている。
標石の大きさは統一されていない。Bは17p四方、Cは15p、Dは19p、E、Fは20pである。
なお、用地碑とともに、立入禁止の柵支柱と推測される鉄筋コンクリート柱(H)も残っている。これは、@やCのように用地碑に並んで立てられていたようでもある。面白いことに、E、F脇のものは円柱タイプである。
Iは用地碑とは無関係であるが、規正標柱ではないかと考えている。