本殿前の左右に対で奉納されている。機雷本体の直径約75p、高さ約80p。銀色に塗られているが、形状、大きさから、日露戦争で使用された日本海軍の二号機雷だと推測される。
神社の方も由来はわからないようであるが、戦後すぐに撮影された改築前(昭和41年改築)の写真にもこの機雷は存在している。
考えられるのは、稲荷社となった昭和3年は昭和天皇即位の御大典記念にもあたっていたため、廃兵器(浮標水雷缶)の下賜を受けたのではないだろうか。
由緒によれば、大正時代に開設された扶桑教の教会が前身。昭和3年京都伏見稲荷から御分霊を受けて現在に至る。裏手に招魂殿が存在している。
基壇高70p、幅66.5p
所在:堀之内稲荷神社(横浜市南区)