故陸軍歩兵伍長野中昭造之碑(願行寺)

軍事遺物
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支那事変に従軍し、昭和12年9月28日、上海にて戦死された野中昭造さんの慰霊碑。昭和14年9月28日に屏風ヶ浦の願行寺に建立された。
碑高248cm、幅66cm、厚さ32cm、台石(2段)125cm、台座78cm
所在:願行寺(横浜市磯子区)

(刻字)
碑正面:
「故陸軍歩兵伍長勲八等功七級野中昭造之碑」
碑裏面:
「大正元年十二月八日横濱市磯子區中原町七百三十二番地野中豊次郎ノ七男ニ生レ大正八年四月一日森中原小學校入學同十五年四月卒業以来家事ニ従事ス
昭和八年十二月臺 湾歩兵第二聯隊ニ入隊同十年六月歸休除隊ス
日支事變ニ際シ應名出征津田部隊ニ属ス 昭和十二年九月十八日神戸出發同月二十二日未明上海呉松砲臺敵前上陸敢行弾丸雨飛 ノ中ヲ終始率先陣頭ニ立チ勇戦奮闘
同十二年九月二十八日午前十一時揚樹頭西方陣地 攻撃中敵弾ノ為頭部ニ貫通銃創ヲ受ケ壯烈ナル戰死ヲ遂ク
昭和十三年三月十日戦功ニ 依リ勲八等功七級ヲ授輿サル
昭和十四年九月二十八日建之 施主 野中豊次郎 杉田町石文刻」
軍人の慰霊碑であるため、香炉には陸軍の鉄兜、花立ては砲弾型である。他所でも同様の造りの碑があり定番のようだ。