故陸軍工兵一等卒白井紋蔵之碑(新善光寺)

軍事遺物
戻る

日清戦争に従軍し、明治27年12月15日金州の舎営病院で病没された白井紋蔵さんの慰霊碑。有志によって明治28年1月に建立された。
養子先の白井庄三郎さんは大匠、つまり、技量の優れた大工=棟梁であったため、発起人に当時の建築関係の職種名が刻まれており、興味深い。
碑高340p、幅80p、厚さ35p、台石40cm。
所在地:新善光寺(横浜市南区)

(刻字)
碑正面:
「故陸軍工兵一等卒白井紋蔵之碑」
碑裏面:
「故白井紋蔵君者明治元年九月十一日橘樹郡宮前村産而大匠白井庄三郎氏 為養子明治廿七年九月應召集金州旅順占領後仝年十二月十五日金州 於舎営病院病歿享歳廿七遺髪久保山葬云々
  于時明治廿八年一月中完  横濱市有志者建之
発起者
 大工組合 泥工方 畳方 石工方 屋根方 瓦方 建具方 ペンキ方 経師方 鍛冶方
 銅壷方 港内理髪組 運搬方」