陸軍歩兵特務曹長西山長次郎碑(勧行寺)

軍事遺物
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日露戦争に従軍し、明治38年3月10日に、北陵の戦闘において戦死された西山長次郎さんの慰霊碑。
遺族らによって明治40年1月に建立された。
碑高230p、幅100p、厚さ30p、台石100p。
所在:勧行寺(横浜市西区)

(刻字)
碑正面:
「陸軍歩兵特務曹長勲七等功六級西山長次郎碑」
碑裏面:
 「神州古来以勇武冠絶萬國今観征露役忠勇壮烈不耻古良士者極多矣而故陸軍 歩兵特務曹長西山亦居其一君名長次郎以明治四年生于東都幼而孤年甫十四 来横濱寄池田氏習商事温順而忠實焉明治二十四年為徴兵入隊累進二等軍曹 征清役有殊勲叙功七級賜金鵄章廿八年為満期丗七年征露役起也其八月應召 入歩兵第廿六聯隊十一月上陸大連爾来戰闘殆無□日累進特務曹長丗八年三 月十日我軍強襲敵於北陵也君則牽小隊属村上大佐猛進突撃已劔電彈雨戰頗 急君則挺身侵敵群遂中彈而亡焉此日叙功六級賜金鵄章又叙勲七等賜青色桐 葉章君臨出征告池田氏曰武人上征途既不期生還久蒙恩愛今未能報罪爲深請 怒之罷言容悲壮聞者潜然君歿后軍友有志胥謀欲建碑以傳其忠勇於無窮来請 予文予嘉其擧爲之銘曰
 勇士殉國 旭光加 鵄□眩惑 竟墜寒林 満韓爲安
 蔓々英□ 拂々芳芬 千載不朽 金港得君 増風趣矣
   横濱憲兵分隊長陸軍憲兵大尉正七位勲五等伊東四郎撰
        三好芳石直徴書 閑石穿刻
        戸部聨合會 横濱軍友會
   明治四十年一月建之   旧知栗原清八郎 池田金太郎」