殉職者弔魂碑(良長院)

軍事遺物
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横須賀建工同士会が山王町の良長院に建立した碑で、海軍関係の工事で殉職された同会所属従業員らの弔魂碑。揮毫は当時の横須賀鎮守府司令長官であった野村吉三郎大将。横須賀建工同士会とは、昭和3年7月に海軍建築部に出入りする34業者で結成された組合である。
台座の正面には、磨り減っているが横須賀建工同士会の名簿が刻まれ、碑の裏面には、昭和16年までの殉職者氏名、行年が刻まれている。 なお、台座の裏側には昭和17年から平成15年までの殉職者氏名が刻まれており、戦後も合祀が継続されていることがわかる。
碑高:約250p、台石45p、台座173p
所在:良長院(横須賀市)

(刻字)
碑正面:
「横須賀海軍建築部請負工事 殉職者弔魂碑
 海軍大将 野村吉三郎書」
裏面:
「(昭和16年までの殉職者の氏名、殉職年及び行年)」