日比塚(東福寺)

軍事遺物
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フィリピンダバオに進出していた海軍経理部、軍需部、運輸部関係者の戦没者慰霊碑。 台湾義勇隊とフィリピン人戦死者も合祀している。 昭和22年に英霊塔として建立されたが、昭和56年に改装されたものであるが、当初の塔はさぞ立派だったのであろう。
碑高88cm、幅60cm、厚さ9cm、台石20cm
所在:東福寺(横須賀市)

(刻字)
碑正面:「日比塚」
碑裏面:
「昭和五十六年四月建之
旧一〇三海軍経理部ダバオ支部 旧一〇三海軍軍需部ダバオ支部 旧マニラ海軍運輸部ダバオ支部 有志一同 小笠原正義謹書」

碑誌:
「日比塚由来記
第103海軍経理部
第103海軍軍需部 }ダバオ支部
マニラ海軍運輸部
日比塚は上記3部の勤務者中、大東亜戦争で 不幸にも戦死せられた、578柱の御英霊と 、戦後に戦友が、現地で拾収出来ました御遺 骨とを、埋葬した御墓であります。
この中には、台湾農民義勇隊員の21柱も含 まれて居ります。
又関係のあった比島人死没者の霊も加えて、 日比塚と名付けられました。
敗戦直後、未だ世相が極度に混乱して居た昭 和22年8月17日、早くも英霊塔が建立さ れましたが、56年10月10日、現在の姿 に改装せられたものであります。」