陸軍伍長安齋直吉 海軍ニ等兵安齋政雄之碑(西光寺)

軍事遺物
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太平洋戦争において、兄弟で戦死された安齋直吉さん、政雄さんの慰霊碑。兄は陸軍軍人としてニューギニア戦線で昭和19年11月8日に戦死、弟は海軍軍人として戦艦山城に乗組み昭和19年10月25日の爆沈とともに戦死された。
父母によって建立されたが、建立年は不明。
碑高131p、幅58p、厚さ30p、台石18p。
所在:西光寺(茅ヶ崎市)

(刻字)
碑正面:
「陸軍伍長安齋直吉 海軍ニ等兵安齋政雄 之碑」
碑裏面:
「行院忠譽直道居士 安齋直吉
茅ヶ崎市赤羽根四三番地父安齋亀太郎母タカノ三男トシテ大正十二年六月九日同番地ニ生ル昭和十八年二月甲府聯隊ニ入隊同年一月北支派遣ヲ命ゼラレ各地ニ転戦同年九月南方ニ派遣セラレ師団司令部ト共ニ西部ニューギニア島マノクワリーソロンニ転進ノタメ行動中昭和十九年十一月八日午前十時二十八分マノクワリ附近ニ於敵機ノ爆撃ヲ受ケ壮烈ナル戦死ヲ遂グ 時ニ二十三才

海光院忠譽正雄居士 安齋政雄
茅ヶ崎市赤羽根四三番地父安齋亀太郎母タカノ四男トシテ大正十五年三月十日生ル昭和十八年九月横須賀海兵団ニ入団ス昭和十九年八月十五日比島派遣ヲ命ゼラレ軍艦山城ニ乗込ミ横須賀港ヲ出発各地ニ転戦フィリッピンレイテ湾付近ニ於テ作戦中敵ノ魚雷ヲ受ケ山城艦ト共ニ昭和十九年十月二十五日壮烈ナル戦死ヲ遂グ時ニ十九才
  父安齋亀太郎 母 タカ」