引揚死歿者慰霊碑(観音堂)

軍事遺物
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南達地区における戦争中に外地で亡くなった方と引揚後に亡くなった方175柱を合祀した慰霊碑である。
福島県引揚者団体連合会の南達支部が昭和39年8月2日に建立し、 台座正面の銅板に合祀者全員の氏名が刻まれている。 書の大野伴睦とは当時の自民党副総裁である。
所在:観音堂(本宮市)

(刻字)
碑正面:
「引揚死歿者慰霊碑  副總裁 大野伴睦(印)」
裏面:「碑意
昭和二十年八月十五日大東亞戦争中外地に在って佛故された方及び終戦后引揚げられてから亡くなられた方百七十五柱の御霊を永遠に慰めるため当支部総会の決議に基づき茲に謹んで本碑を建設す
昭和三十九年八月二日  社団法人 引揚者団体連合会 安達郡南達支部」
台座正面:「引揚死歿者氏名 〜(175柱の氏名)」
台座裏面:
「社団法人福島県引揚者団体連合会南達支部
本碑建設委員会
委員長 渡辺辰次郎のほか副委員長、委員、顧問の氏名。 寄附者御芳名として、衆議院議員、県会議員のほか本宮町、大玉村、白沢村の町村関係者等の氏名、 本宮商工会、本宮金融団。最後に引揚者団体として滝田吉良、若松支部、猪苗代支部、西白河矢吹支部、須賀川支部、郡山安積支部、二本松支部が刻されている」