鎮魂(京都霊山護国神社)

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歩兵第120連隊とは、昭和13年5月23日、第116師団隷下の連隊(歩兵第109連隊・歩兵第120連隊・歩兵第133連隊・歩兵第138連隊)であり、中国戦線を戦った。生存者有志によって、昭和60年4月に建立された慰霊碑である。
所在:京都霊山護国神社(東山区)

(刻字)
碑正面:「鎮魂」

碑文 「歩兵第百二十聯隊は昭和十三年五月福知山に於いて編成中支戦線に出陣、武漢を攻略の後、安慶周辺の作戦警備に任じ、十七年長駆浙韓に戦い、健脚勇猛の名を挙ぐ。十八年秋武漢より進撃、常徳を攻略、翌十九年長沙より衛陽、宝慶、□江に転戦、昿野を駆せ峻嶮を□ぢ 苛烈なる苦闘の末、二十年八月十五日の終戦を迎ふ。此の間遠き異境の荒野に、銃火に斃れ、瘴癘に死したる戦友、実に四千有余柱の多きを数ふ。 爾来四十年、亡き戦友への追慕の情、切々としてやまず 生存者有志に浄財を募り、この聖域に一碑を建立し、祖国の平和と繁栄の礎となられし遺勲を顕彰し、その霊を慰めんとす。在天の英霊安らかに眠らせ給へ。
昭和六十年四月吉辰  嵐歩兵第百二十聯隊生存者有志」