軍馬の慰霊碑で、駒場学園高等学校の正門脇に所在する。黒御影石の台座上に像高30pほどの軍馬のブロンズ像が立つ。
同学校の前身は、昭和22年5月に旧陸軍獣医学校の跡地に開校した日本装蹄学校であり、装蹄畜産を学ぶ学校としてスタートしたのである。そんな経緯を踏まえて建立された碑である。
傍らには、陸軍獣医学校のあったことを示す「陸軍獸醫学校跡」と刻まれた石柱も立つ。いずれも平成2年5月1日に建立されたものである。
像高30cm、像長40cm、台座高120cm。
所在:(駒場学園高校:世田谷区)
(刻字)
台座プレート:
「軍馬碑」
「過ぐる大戦において多くの俊馬が大陸にまた南方に徴発され一頭も帰還することなく彼の地に没した
人為による無謀とはいえそのいたみを忘れぬことこそ 我らの務めである
軍馬と因縁浅からぬこの地に小碑を建立し永遠にその霊を慰める
平成二年五月一日
駒場学園高等学校 校長 笠原喜四郎」