横見捨吉小西和吉之碑(龍本寺)

軍事遺物
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明治22年11月、中国呉淞口において大和(初代)乗員、横見捨吉と小西和吉が事故により殉職したことを記した碑。同僚等により明治23年3月、龍本寺に建立された。碑正面には、「横見捨吉小西和吉之碑」の篆額の下に碑文が刻まれている。
碑高135p、幅95p、厚さ20p、台石42p、基礎12p。
所在:龍本寺(横須賀市)

(刻字)
碑正面:
「横見捨吉小西和吉之碑
故海軍二等水兵横見捨吉三等水兵小西和吉之碑
明治二十二年十一月十日軍艦大和號之泊呉淞口也錨鎖偶 截斷呉淞水悍急激怒勢如建□余恐浮標流失令水兵五人駕 走舸護之時有太沽洋行汽船重慶號順流而下以航路有余地 我舸維持浮標索以侍重慶號不以爲意直行而来我舸不遑避 忽觸而破碎水兵五人投水中余乃急出別舸救之其三人得救 二等水兵横見捨吉三等水兵小西和吉不幸而溺死矣後使人 探水底得和吉屍捨吉則百方探索不能得及艦歸長崎葬捨吉 遺物和吉遺骨於招魂社側捨吉廣島縣人係明治十七年五月 徴募和吉富山縣人係十九年五月徴募共従事海軍□愼其職 數年之久猶一日而一朝遭不虞之難殞其命可不痛惜哉令茲 二十三年某月同僚相謀欲建碑於相州横須賀龍本寺属文於余々乃為記其梗概如此
明治廿三年一月 海軍少佐従六位勲六等 諸岡頼之撰
           海軍少尉   牛田従三郎撰并篆額」

裏面:
「永代祠堂料金貮拾圓  明治二十三年三月建之  横須賀港町 石工 鈴木文治郎」

台石正面:
「建碑義捐者 
 軍艦大和乗組一同  軍艦高千穂有志者  軍艦浪速有志者  軍艦扶桑有志者 軍艦葛城有志者
 軍艦武蔵有志者  軍艦日進有志者」