村岡御霊神社脇にある徳寿院の跡地に建立されている慰霊碑。同寺は曹洞宗の寺院で明治中期に廃寺になっている。
この碑は、宮前地区における日中戦争、太平洋戦争の戦没者9柱を合祀した慰霊碑である。
正面に英霊の戒名、裏面に所属、階級、戦病没の経緯等の詳細が刻まれている。
施主は祀られた9柱の親兄弟である。
昭和24年3月21日に建立されたが、刻字の状況から当初は7柱で後に2柱を追祀したことが推測される。
碑に比して広く玉垣が築かれている。
所在:徳寿院跡(藤沢市)
碑高185p、幅81p、厚さ14p、台石高50p。
(刻字)
碑正面:
「忠彰院青峨由照居士 勇健院義鑑日昭居士 青勲院善譽殉國居士 義傳院法乗武光信士 義眞院法光一乗信士 光明院精忠日勇居士 誠憧院與道勇進居士 霜空院勇芳政道居士 義照院喜勇得道居士 各霊位」