高峰村兵事会が明治41年4月に建立したもので、旧高峰村出身の日露戦争戦没者4柱を合祀した忠魂碑である。
大戦後の昭和25年にシベリヤ事変1柱、満州事変1柱、大東亜戦争103柱を合祀した。
隣接して昭和42年12月にこの忠魂碑を移設した事を記した碑が建てられている事から、この忠魂碑はもとは別の場所(高峰小学校ではなかろうか)に建てられていたことが分かる。
碑の右面に日露戦争戦没者、左面に戦後に合祀されたシベリヤ事変以降の戦没者名が刻されている。
同敷地には戦後に建立された平和の碑がある
碑高250p、幅47p、厚さ38p、台石3段100p、台座130p
所在:高峰保育園隣接地(愛川町)
(刻字)
碑正面:「忠魂碑 希典書」
碑裏面:「明治四十一年四月建之 高峰村兵事會」
碑左面:
「日露殉難者愛甲郡峰村
明治三十七年八月廿一日於清國盛京省寺兒溝西北方高地戰死 故陸軍歩兵伍長勲八等功七級 近藤銀造
同三十八年三月三日於清國盛京省ケ密甍戰死 仝歩兵伍長勲七等功七級篠ア絲吉
同三十七年十二月一日於清國盛京省旅順方面戰死 仝歩兵上等兵勲八等功七級 中村和一
同三十八年三月十日於清國盛京省田義屯戰死 仝歩兵一等卒勲八等 小野利一」
碑右面:
「シベリヤ事件變陸軍騎兵上等兵 後藤經一郎 満洲事變陸軍歩兵伍長 今井静夫
大東亜戰爭戰歿者(いろは順)
陸大尉 池田重雄 陸軍 今井政雄 陸軍 池田清一 陸兵 今井弘 〜
昭和二十五年五月峰村厚生會
*裏面に3柱追刻」