日露戦役紀年碑(駒繋神社)

軍事遺物

駒澤村における日露戦争の従軍記念碑である。裏面に従軍者15名の階級・氏名が刻まれているが、最初の新堀繁太郎さんだけが戦死されている。
明治39年5月に村の兵員慰労義会によって建立された。
駒繋神社は下馬引澤村の鎮守である。付近一帯は、かっては「下馬引沢村」と言ったが、明治22年の町村制施行で周辺村と合併し駒澤村となった。
境内には、招魂社および大東亜戦争の慰霊碑も建立されている。
碑高300cm、幅113cm、厚さ15cm、台石50cm。
所在:駒繋神社(世田谷区)

(刻字)
碑正面:
「日露戰役紀年碑  陸軍中将蔵田虎助 書  内藤慶雲刻」
碑裏面:
「従軍々人
故陸軍歩兵一等卒勲八等功七級 明治三十七年九月二十四日戰死 新堀繁太郎
海軍兵曹従七位勲五等 植野亀吉
陸軍砲兵軍曹勲七等 梅田福松
陸軍砲兵一等卒勲八等 小林寅吉
陸軍砲兵一等卒勲八等 新堀嘉之
陸軍歩兵一等卒勲八等功七級 鈴木春吉
陸軍歩兵一等卒勲八等 井新太郎
海軍二等水兵 鈴木繼g
陸軍歩兵一等卒勲八等 橋喜十次
陸軍歩兵一等卒勲八等 梅田惚太郎
陸軍歩兵一等卒勲八等 堀江鉄五郎
陸軍歩兵二等卒勲八等 石井田房吉
陸軍輜重輸卒勲八等 梅田榮次郎
陸軍輜重輸卒勲八等 堀川重次郎
陸軍輜重輸卒勲八等 橋直吉
明治三十九年五月
駒澤村兵員慰勞義會 下馬引澤會員建設 」