行進曲「軍艦」の碑

軍事遺物
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世界三大行進曲の一つであるご存知軍艦マーチの碑である。三笠公園内 記念艦三笠の脇に設置されている。平成8年4月に建立されたが、平成15年3月、横須賀水交会によって修復されている。なお、作曲の瀬戸口軍楽長の墓は長浦の常光寺にあり、また、自筆の譜面は三笠艦で展示されている。
碑高:200p、幅210p、厚さ23p
所在:三笠公園(横須賀市)

(刻字)
碑正面:
「行進曲 軍艦  (〜楽譜〜)
碑文
行進曲「軍艦」は明治30年海軍軍楽長 瀬戸口藤吉氏によって作曲された 日本の勃興期における行進曲として親しまれ 未来への明るい希望と自信を与え勇気づけるものである 世界3大行進曲の一つとして 音楽史を彩る稀有の名曲で 作曲されてから一世紀を迎える年にあたり 瀬戸口軍楽長がこよなく愛し 青春の日日を送り己が終焉の地ともなったこの横須賀の三笠公園に行進曲「軍艦」の顕彰碑を建立いたしたものである 行進曲「軍艦」記念碑建立協賛会」

碑裏面:
「行進曲軍艦  鳥山 啓作詞 瀬戸口藤吉作曲
一.守るも攻めるも黒金(くろがね)の
  浮かべる城ぞ頼みなる
  浮かべるその城日の本(もと)の
  皇国(みくに)の四方(よも)を守るべし
  真鉄(まがね)のその艦(ふね)日の本に
  仇なす国を攻めよかし
二.石炭(いわき)の煙は太洋(わだつみ)の
  龍(たつ)かとばかり靡(なび)くなり
  弾丸撃(たまう)つ響きは雷(いかづち)の
  声かとばかりどよむなり
  万里の波濤を乗り越えて
  皇国の光輝(かが)やかせ
  平成十五年3月横須賀水交会修復」
常光寺にある瀬戸口家の墓