海軍の碑(ヴェルニー公園) |
軍事遺物 |
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ヴェルニー公園には海軍関係の石碑が集められているが、その中で一番新しい碑である。
海軍終息50周年の節目を記念して平成7年11月17日に建立された。 黒御影石に海軍の象徴軍艦旗が凛々しく刻まれており、海軍が軍艦旗のもとに団結して海を見守り続けてきたというイメージを表わしている。軍艦旗を中心におき、その中心線上の向こうに海を挟んで建艦に関わった海軍工廠の方向を見据えている構成となっている。 設立趣旨の碑文の下には横須賀市に置かれていた海軍施設の配置図が刻まれており、当時の状況を伺うことができる。 碑高152p、脇碑180p 所在:ヴェルニー公園(横須賀市) (刻字) 碑正面: 「(海軍旗) 海軍の碑」 背面: 「1995.11.17海軍の碑建立委員会 設計 株式会社松本陽一設計事務所 施工 馬淵建設株式会社」 碑文: 「設立趣意 浦賀に黒船が現れ、鎖国の夢を破られた幕府は、ここ横須賀の地に製鉄所を建設し、近代海軍の創設を企画した。その後、明治維新により、明治政府が樹立され、政府は西欧諸国に比し一世紀以上の遅れを取り戻すべく、我が国の近代化に着手した。 特に海軍の整備が重要視され、日清及び日露両戦役を経て、わが国の海軍は次第に整備充実され、世界三大海軍國の一つとして、その地位を占めるに至った。 こうした近代海軍の創設及び成長という歴史の流れの中において、横須賀はその最枢要基地として、かっての一寒村からわが国屈指の軍港都市となり、発展を遂げることになった。 しかしながら、その海軍も昭和二十年の太平洋戦争終結と共に八十年に亘る歴史を閉じることになった。 海軍終息から五十年という節目にあたる本年、明治以来太平洋戦争終結までこの地にあった日本海軍の歴史、並びに太平洋戦争において亡くなられた多くの人々を偲びつつ、またわが国の永遠の平和を希望するため、この記念碑を建立する。 なお、本記念碑は全国の海軍関係者及び有志から寄せられた浄財によるものである。 平成七年十一月十七日 海軍の碑建立委員会」 |
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