□戦役凱旋之碑(三浦富士山頂)

軍事遺物
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三浦半島の名山、三浦富士の山頂に建立された凱旋記念碑。三浦富士はお焚き上げで知られる信仰の山である。 碑は狭い山頂部にお焚き上げ用の祠と並んで建っているが、碑裏面の記録から富士講が建立したものであろう。
碑は上部が破損して一部碑文が判読できず、肝心の戦役名と建立年が不明である。しかし、刻字されている従軍者の数から日露戦争、そして建立も明治30年末から40年代が推測される。
碑正面には「□戦役凱旋之碑 正七位勲六等石川琉謹書」、「石工 浦賀石川平七」、裏面には出征軍人として42名の氏名が記されている。その下部には、建碑の関係者として、講元、先達教導試補、世話人、講中、発起人の氏名が記されている。