皇后陛下行啓記念(海軍病院)

軍事遺物
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昭和天皇の皇后である香淳皇后が、昭和12年11月17日に横須賀海軍病院に入院している傷病兵を見舞うために行啓されたが、このことを記念して昭和13年11月に建立された。
揮毫は、長田勝芳軍医少将で、昭和12年12月1日に横須賀海軍病院長、横須賀鎮守府軍医長に就任し、昭和13年11月15日には軍医中将まで昇進している。
碑裏面に行啓の年月日が記載されている。建立日以降の日付もあり、建立後に追刻されたもので、行啓は3回行われたことが解る。

(刻字)
碑正面:
「昭和十二年十一月十七日
皇后陛下行啓記念
海軍醫軍少将 長田勝芳謹書」
碑裏面:
「行啓 昭和十二年十一月十七日
     昭和十六年四月二日
     昭和十七年十一月三日
 昭和十三年十一月建之  石工 荻原太八」