小栗上野介、ヴェルニー胸像(ヴェルニー公園)

軍事遺物
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横須賀海軍工廠の礎を造った(横須賀の開港そして我が国造船界の大恩人)小栗上野介とレオンス・ヴェルニーの偉業を追慕しその功績を永く伝えるために、胸像が製作され、大正11年9月27日(9月27日は横須賀製鉄所の鍬入れ式日)諏訪公園において除幕された(横浜貿易新報では9月29日と報道されている)。
諏訪公園は海軍工廠が見下ろせることから選ばれた。
しかし、残念ながら横須賀海軍工廠によって昭和17年に撤去され金属供出されたらしい。
戦後になって改鋳され、再び昭和27年9月27日に臨海公園で除幕式が行われた。
これが現在のヴェルニー公園の胸像であり、横須賀市では、現在もこの像の前でヴェルニー・小栗祭という国際式典を開催し、遺徳を偲んでいる。
所在:ヴェルニー公園(横須賀市)

(小栗像)
像高約66p、台座高150p
(ヴェルニー像)
像高約68p 台座高155p
*台座は大正時代の建立時のものを移転して使用しており、台座裏には「大正十一年九月二十七日除幕」と記されている。 小栗像とヴェルニー像とデザインが異なっており、ヴェルニーの方が細長い。 また。台座正面に、小栗像は家紋と「上野介」、ヴェルニー像は「f.verney」と刻まれている。