初声町の北側の台地上に横須賀通信隊の分遣隊が設けられていた。鎮守府構内にあった受信所は、雑音で微感度受信が困難で不能であることから専用受信所として新営されたもの(「元軍令部通信課長の回想」より)。
また、昭和8年には、分遣隊の兵舎の東へ2km弱離れた畑の中に方位測定所が建設されている。建物は戦後(昭和22年)払い下げられ初声中学校として使用されていたが、初声中学校も別地に移転し、建物は取り壊され、現在は畑となっている。
なお、北東には第二海軍技術廠の受信実験施設がある。
初声中学時代の兵舎
分遣隊跡。現在、一面の畑である。
方位測定所。古写真
方位測定所跡。
現在は一面の畑。
北側に残る門柱
敷地の北西隅に残る
海軍用地標