南手の丘陵部に多数掘削された。③、⑨、⑩、⑫、⑬、⑭、⑯、⑱、⑲番は、資料から軽質油類と潤滑油類を格納していた壕である。
従って、その他の壕は、他の軍需品の倉庫として使用されたのであろう。多くは直線壕であり、内部は素掘りであるが、一部内壁にコンクリート吹付や壕口部がコンクリート巻き立ての壕がある。
地形上3つの地区に分けているが、地区内の壕は、便宜上軍需部の管轄として紹介する。
館山及びその周辺には、館山海軍航空隊や館山砲術学校など様々な海軍施設が存在した。そんな関係で昭和16年10月に軍需部の支庫が開設された。
軍需品としては、兵器のほか、燃料、糧食、被服などが扱われるが、現存遺構からは、燃料・油脂関係の保管貯蔵が目立つ。
軍需品の倉庫が何棟か存在したと推測されるが、現存は、木造の燃料倉庫1棟と倉庫沿いの塀だけだと思われる。(周辺に古い建物が数棟残っているが、詳細は不明)。しかし、地中には巨大な土中式燃料庫と多数の横穴式の隧道格納庫が現存している。
揮発油倉庫と言われている。屋根や外壁は改装されている。
手前の家屋も古そうである。
倉庫沿いに残るコンクリート塀。当時のものと推測される。
・土中式コンクリート燃料庫(2基)
南北に2基構築された。北側庫。未完成であり円筒状の巨大な穴が残る。
南庫。同様の形状。いずれも重油備蓄用であろう。
・横穴式格納庫(20基)
南手の丘陵部に多数掘削された。③、⑨、⑩、⑫、⑬、⑭、⑯、⑱、⑲番は、資料から軽質油類と潤滑油類を格納していた壕である。
従って、その他の壕は、他の軍需品の倉庫として使用されたのであろう。多くは直線壕であり、内部は素掘りであるが、一部内壁にコンクリート吹付や壕口部がコンクリート巻き立ての壕がある。
地形上3つの地区に分けているが、地区内の壕は、便宜上軍需部の管轄として紹介する。
(A地区)
*⑥壕の北側には、更に複数の壕が存在する
実測図:グラデーションは奥が確認できない壕。
①幅3m、奥行10mの小型壕
②幅2m、奥行3mの超小型壕
③巻立てコンクリートは50㎝厚
③内壁は鉄網にコンクリート吹付
④民家の敷地裏に開口
⑤民家の敷地裏に開口
⑥開口部は最大の大きさ
⑥奥行不明、見通せないほど深い
(B地区)
⑦他壕と異なり、複雑形状の
壕である
⑦内壁にコンクリート吹付が
残る
⑧内部で繋がっている。
右手壕口
⑨内から壕口を見る
⑩埋め戻されており内部不明
⑪奥壁にはベンチカットが残る
⑫L字型で両方に開口
⑬貯水槽として活用されている
(C地区)
⑭埋戻しなのか、多量のずり
が残る
⑮丘陵を貫通した壕。格納の
為の枝壕が存在。
⑮内部。こちらもずり多し
⑯奥の方が広くなっている
⑰幅3mと小型であるが、奥行
は40mと長い。両端に排水溝
⑱T字型で3方とも開口して
いる
⑲壕口が埋め戻されている。
幅より高さが高い壕である。
⑳壕口が埋め戻されており、
わずかに開口している。