江の島は大戦末期本土決戦の浮沈艦として陸海軍によって要塞化された。三浦半島の防衛は海軍の担任であり、横須賀鎮守府長官の指揮のもと、海岸砲や洞窟陣地、高角砲陣地などが要所要所に配置されていた。江の島にも横須賀海軍特別陸戦隊の海面砲台が構築されていたが、第五十三軍の管轄下であり陸軍部隊も洞窟陣地を構築していた。しかし、陸軍陣地については全く不明である。
海軍砲台は、島の東岸と西岸にあった。東岸は居住地区になっているが、15pと12pカノンが各1門備えられていたようである。
西岸には、14pカノン洞窟砲台が2か所、12pカノン洞窟砲台が2か所と洞窟陣地が1か所残されている。貫けていないものが多く、構築中に終戦になったものであろう。
@砲口遠景
A砲廊内部
B壕最奥部。
壁には掘削の跡が残る
C内部から入口を見る
D右手壕内部
E左手壕の最奥部
F砲台外観
G砲廊から砲口
H砲廊から奥の通路
I内部通路
J出入口外観
K砲台出入口
L通路壕内部
M砲廊裏の通路口
O砲口の鉄筋
コンクルート枠
P観測所への階段
Q観測所
R観測所外観
S砲廊
21右手壕内部
22左手壕内部
15pカノン洞窟砲台
観測所らしき場所。調査不能
こちらも砲口らしき場所