県立観音崎公園、たたら浜の前にあるトーチカ状遺構。長さ約8m、幅約4m、高さ約2mの鉄筋コンクリート製半地下構造物。構造はトーチカのように見えるが、狙撃口と背面出入口に鉄格子がはまっているし、なにより銃眼が階段状になっていないのも、不思議である。実は、この場所には陸軍の技術研究所があり、これは昭和13年頃に実験のために造られたトーチカなのである。従って本土決戦のためのものではなく、実用性はない。
正面から全景
内部
正面開口部。鉄格子がはまっている
上部構造物
背面から全景
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