<現状>
震災による倒壊・沈降後そのまま放棄されたが、年々沈降、暗礁化し、東京湾を航行する船舶の大きな障害となっていた。
航行安全のために、平成12年から平成19年にかけて、国土交通省により、撤去工事が行われた。その過程で引き上げられた上部構造物のうち、特徴的なもの、学術的に貴重なものが陸揚げされ、追浜の地に保存展示されている。第三海堡展示場として地元のNPO法人が市から管理を任されており、毎月第1日曜日に公開されている。
陸上の砲台施設は太平洋戦争後、破壊され、鉄扉や蝶番、手すりなどの金物は盗まれたりしてほとんど見ることができないが、戦前に海没して放棄されたため、そのまま金物類が残っており貴重である。
大型兵舎は後日、横須賀市のうみかぜ公園に移された。こちらはいつでも外観だけだが、見学できる。