<構造・現状>
横須賀軍港直接防御のために築かれた砲台。
当初は地図のとおり門を入って正面に28p榴弾砲6門の砲座が並び
その右端に主観測所があったようだ。観測所の右横の一段低い場所に24pカノン砲2門の砲座があった。改築後は不明であるが
28p榴弾砲6門の場所に4門の28p榴弾砲が据え付けられていたと思われる。
中央公園として整備されたのだが、がわずかに演習砲台として改築後の形状が残っている。
入口正面に左右にゆるやかに8の字型にカーブした土塁が残る。砲座の跡であろう。また、土塁の中央部やや左に2箇所掩蔽壕が残り、その上部には通気口が2箇所残っている。土塁の右手の下段平地には24pカノン砲台があったが、面影はまったく残っていない。
令和3年4月1日、中央公園は平和中央公園にリニューアルされ、この機に塞がれていた砲側弾薬庫が開放された。また24pカノン砲台の発掘調査が行われ、調査後埋め戻された。