財産、容色、芸能の神 「海南神社」
治承4年(1180年)源頼朝の挙兵に呼応して和田義盛は衣笠城に立篭り、 畠山、江戸の諸軍と戦ったが利あらずして衣笠城を落ち、海路房州に逃れんと しました。
その時大暴風雨に逢い流されて兵糧尽きた時、龍神に祈ったところ 「筌」という竹製の漁具が流れ来り、これを用いて魚をとり、飢えをしのいだ ということから、建久元年(1190年)、領地であるこの地に「筌」を祀り、 弁財天堂としたのがこの筌流弁財天の縁起であります。
この弁財天は八臂弁財天といい、大漁満足、財宝如意、容色端正、弁智増上、 芸能上達などの希望を叶えて下さる女神であります。
参拝ガイド
三浦の総社として信仰を集める古社で、境内の佇まいに格式を感じる神社である。祭神は藤原資盈。 境内には、頼朝の手植えと伝えられる見事な銀杏の古木があります。
四季を通じて様々な行事が行われるが、 特に1月15日の「チャッキラコ」は、晴着姿の少女が母親の唄にあわせて踊る伝統行事で国の重要無形文化財に 指定されている。また、境内社高家神社に由来するイベント食の神フェスティバル「包丁式」が珍しい。
海南神社:三浦市三崎町4−12−11
電話:046(881)3038

門前町的様相を見せる参道。
境内案内図

朱塗りの本殿

食の神様「磐鹿六雁命」
アクセス
■京急「三崎口駅」より
  三崎東岡行バスで「三崎東岡」下車徒歩10分
   三崎港行バスで「三崎港」下車徒歩2分

□4番見桃寺へは、「三崎港」バス停より徒歩10分

三崎港バス停はロータリーになっている。山側にある酒屋の角を入ると海南神社参道である。
周辺ガイド
神社周辺は、三崎の下町と呼ばれ、昔ながらの土蔵造りの建物が残るレトロな港町である。下町の路地の雰囲気を楽しみながら 散策できる。
三崎名物マグロ料理の店が数多くあるが、ログハウス造りのみさき海業センターでは、海産物やマリングッズの販売のほか、 漁協婦人部による魚料理が人気。 岸壁からはグラスボート「ピンクのくじら号」の運行もある。
2001年、魚市場のあった場所にシーサイドホール「うらり」が誕生。市民ホールをはじめ魚介類や各種土産を販売する産地コーナーなど からなる複合施設で三浦の新名所として注目を集めているので是非お立ち寄りを。
宿泊施設が何軒かあるので、ここを拠点にのんびりと1泊2日で七福神めぐりを楽しんではいかがでしょう。
土蔵造りの店が並ぶ商店街 マグロの看板があちこち目に付く みさき海業センターとピンクのくじら号
シーサイドホール「うらり」 うらり1階の産地コーナー。
マグロを中心とした海産物がメインです。
対岸には城ヶ島が眼前

全体図 布袋尊


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