海軍用地標石(荒崎砲台)

軍事遺物

荒崎防空砲台の敷地に設置された用地碑である。
砲台が設置されていた小山周囲の岩礁上に@〜Cの4基が、汀部にDの1基を確認した。@〜Cはいずれも海軍用地の文字面が海を向いている。また、Dは裏面に「63」の数字が刻まれている。 標石の大きさは統一されていない。Bは17p四方、Cは15p、Dは19p、E、Fは20pである。
なお、用地碑とともに、立入禁止の柵支柱と推測される鉄筋コンクリート柱(H)も残っている。これは、@やCのように用地碑に並んで立てられていたようでもある。面白いことに、E、F脇のものは円柱タイプである。
Iは用地碑とは無関係であるが、規正標柱ではないかと考えている。

@離れ岩礁上にある。
脇には折れた警戒柵
支柱が残る。

Aこれも離れ岩礁上
B

Bの図解。材質は花崗岩。
頂面の記号は、境界線と
敷地向きを表す。

C

D海軍用地裏面には「63」
のアラビア数字が刻まれて
いる。

E「54」標石

F「53」標石。境界線は
浸食により不明

G埋もれており詳細不明
H警戒柵支柱完全体

I全高約2.5m。直径約53p。
規正標柱か?

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