海軍用地標石(長官官舎)

軍事遺物

通称「長官山」にあった横須賀海軍鎮守府長官の官舎の敷地境界を示す海軍用地碑。長官官舎は大正2年に建設されているので、この標石もその頃に設置されたと推測される。
御影石製一辺15p、刻字は「海軍用地」であり、頂面には境界線が刻されている。 かっては、敷地周囲に設置されていたもの。@標石は東端、C標石は西端である。B標石は、近年削り取られてしまった。Dは他と比して小ぶりであるためもしかすると別の標石かもしれない。
なお、E標石は海軍用地碑ではなく、陸軍の防御営造物標石で、陸軍の演習砲台があったため設置されたものと推測される。
Fは標石とは無関係であるが、海軍の遺構として紹介する。

@海軍用地の刻字が
読める

A頂面は浸食による
判読不明

B残念ながら近年
撤去された

C頂面まで埋没

D御影石製であるが
小ぶり

E陸軍防御営造物標石

Fこのあたりの官舎用で
あろう。軍港水道止水栓

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