防御営造物標石(米ケ浜演習砲台)

軍事遺物
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陸軍設置の防御営造物標石で、昭和5年に改築された米ケ浜演習砲台砲台敷地境界を示しているものと思われる。かっては、周囲に設置されていたもの。御影石製で、片面に「陸」、反対面に「防 数字」が刻まれている。
FG標石は別物で、演習砲台の前身である米ケ浜砲台の敷地境界標であり、「陸軍所轄地」と刻まれている。米ケ浜砲台は明治23年起工、24年完成の砲台であるため、明治20年台初期に設置された標石と推測される。東京湾要塞地帯内においては他の陸軍用地では見かけたことはなく大変貴重である。
材質は安山岩であろう。4面のうち1面のみが平に切削され、「陸軍所轄地標石(所の文字は旧字体)」と刻字されている。残り3面は荒削りのままで刻字はない。頂面には、境界線が刻まれている。大きさは幅23p、奥行22p、地上部高50pである。なお、Gは裏面に後年に刻されたと思われる「防 三六」が刻まれており、防御営造物標石を兼ねているようである。
@防 一二 A防 一三 B防 一四 C防 六六 D防 六七
E防 六七 F陸軍所轄地標石。 G陸軍所轄地標石。防三六