井上成美邸(長井)

軍事遺物

最後の海軍大将である、井上成美(しげよし)の住宅である。
井上が比叡艦長であった昭和9年に完成したもので、妻であった喜久代さんの療養所として建てられ、別荘として使用されていた。
戦後は、ここに住まいを移し、亡くなるまで生活された。当地の子供たち相手に「井上英語塾」を開設していたことは地元では有名である。 建物は、こじんまりしているが、スパニッシュ・スタイル、フローリングの洋室を配した欧風住宅であった。
現在、老朽化により居間の暖炉など一部を残して建替えられているが、内部には井上成美記念館が設けられ、往時を偲ばせている。
新聞報道によると令和6年(2024)4月上旬、老朽化のため解体され、跡地には別荘が建てられるとのこと。

旧宅を偲ばせるのは暖炉の煙突のみである。

井上成美記念館は東日本大震災の影響で閉鎖
されている。

玄関ポーチ脇には、どこからもってきたのか
海軍敷地標石がある。

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