児玉神社

軍事遺物

軍人を奉った神社では、東郷平八郎の東郷神社、乃木希典の乃木神社が有名であるが、同じく日露戦争の英雄である児玉源太郎陸軍大将を祭った神社が江の島にある。児玉神社という。
同神社は、大正7年の創建で、社殿は大正10年に建設された。御祭神は児玉源太郎命。児玉大将の経歴から勝運の神と呼ばれ、御神験は勝運受福。例大祭は7月24日である。
台湾総督を務めていた関係で、台湾の檜や石で造られており、中でも、狛犬は口のなかの石が回る独特のものである。参道の献灯や燈篭は臺灣からの奉納であり、台湾総督の影響が大きかったことを示している。 また、203高地の石や咸臨丸図面発見の地碑、後藤新平の詩碑や山縣有朋の歌碑など見どころも多い。
賑やかな江の島神社の隣に、ひっそりとしかし荘厳な雰囲気につつまれて建っている。
なお、出身の山口県周南市の旧宅跡にも児玉神社が建てられている。

神楽殿。2006年7月23日に児玉大将没後100年を記念した100年祭が執り行われ、台湾の李登輝前総統の揮毫による扁額「兒玉神社」が掲げられた。

階段の上が本殿で通常立入禁止である。

爾霊山(203高地)の石。横須賀鎮守府が日本に持ち帰り、昭和10年1月1日江の島前の乃木大将銅像の前に寄贈したもので、平成13年に当地に移した。203を爾霊山と当てはめたのは乃木将軍。

児玉神社入口。江の島神社表参道の左手にある。

右狛犬。昭和5年11月奉献。

左狛犬

狛犬の口内の丸石。どうやって入れたのか?

このページのトップへ