故陸軍歩兵上等兵辰野清次郎之碑(金台寺)

軍事遺物
戻る

日露戦争に従軍し、明治37年10月26日、旅順総攻撃の際に戦死された辰野清次郎さんの慰霊碑。碑は遺族らによって明治39年2月に建立された。
碑の上部には故人のレリーフが彫られており、生前の姿が偲ばれる。
隣接して、同じ日露戦争で戦没された石原金太郎君さんの慰霊碑も建てられている。 碑高270p、幅95p、厚さ15p、台石38p、基壇90p。
所在:金台寺(館山市)


(刻字)
碑正面:
「(レリーフ)故陸軍歩兵上等兵勲八等功七級辰野清次郎之碑(篆額)
大詔渙發日露の戦役起るや清次郎拾□佐倉歩兵第二連隊第拾一中隊□在□□命□□て遠□て 途□就く實に明治三十七年三月廿一日戦雲将□之□□り大□□□□の浮か□四月廿三日宇品 港を發□五月九日清國孫宗祖子に上陸す先ず選□□て青云河右孝□□在□□敵状偵察□派遣 □□越えて十六日刊宗屯□戦ひ更に金州城□南山□激戦 □□□破も七月廿六日□□亘□□ 三日石山溝對□溝金龍寺□附近□襲撃す奮闘苦戦漸く敵營□掃蕩□ 八月二十日以来旅順要 塞攻撃に参加す或ハ寺溝東方地□戦ひ或は松樹山北麓□闘う敵の守備頗る固□て容易に陥□ □□□具□□苦□□□十月廿六日旅順総攻撃□□□□清次郎再□選□□□突撃隊□擧□□□ 松樹山中腹散兵壕□突入す之□敵の最も強固□抵抗せ□□煙□□□□□砲弾雨の如□□奮戦 一日多数の敵兵□殪□将□之□□撃退せん□□□や偶□子山方面□□□□□流弾に遇し不幸 之□□當つて斃る時に明治三十七年十月廿有六日□の中隊長陸軍歩兵大尉木満穂書□□□送 戦歿□□□□べる□□□慰□□曰く勇□□□死地□入つて迫□□奮戦撃闘遂□斃れて後□□ 軍人の亀鑑□□□幸□軍人□本□□全□□更に人に□□□□□□□は吾□竊かに□□慰□□ □り即戦死□當日□□□功七級金鵄勲章並□勲八等白色桐葉章□賜□□君□□□□□□□□ 尚餘榮□□云□□ 追懐□□□□□□即此所に碑を立□
 明治三十九年二月 辰野清兵衛□」